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あの馬遜

あなたは騙されているんじゃないんですか?あんなやつがあなたの本を読んでいるわけがないじゃないですか。読んでもいないのに適当なことばでごまかして、「今年は著者の当たり年らしく、半年もたってないのに、もう5冊目になる。しかしこの本は著者が毎日更新しているブログの記事の二番煎じでしかない」なんて、一ページでも読めば題名だけが同じで内容はまるっきり違うことがすぐわかるはずなのに、見当違いのコメントをしている。著者の本を読む前に参考にしようとしている人の気をそぐためにやっているとしたら、悪意とすればそうとうなものだけど、それほど芯があるような人間ではないようですね。ちょっと気の利いたことを言って自己顕示欲を満たそうとしているチンピラなんでしょうね。人を馬鹿にして喜んでいるだけ。「作者一流のひねりの効いたレトリックと滲み出る薀蓄話を楽しんだのだが、」なんてどこで覚えたのか知らない紋切りコトバに騙されるなんて、あなたはなんてお人好しなんだ。まあ、そこが好きなんだけどもね。

うわ、そこまで言いますか。
あなたは根っからの教育者だと思ってたんだけど、そうじゃなかったのか。
自分が発したことばは全部自分に返ってくるわけですから、あんな詐欺師まがいの自分の言動にずっと気がつかないままで世間をなめてるような生活をしていたら、いつかどこかでひどいしっぺ返しを食らうに決まってますけど、そこまで言いますか。「私は自分の読者(生徒)じゃない人には、それほど親切じゃない」と。それもそうです。
たしかに言ってもわからない人が増えてますからね。
「縁なき衆生は度し難し」ってのも確かに傲慢といえば傲慢だけど、お節介なんて自己満足に過ぎないし、ヒトにかかわって自分の欲望を満足させるなんて最低なわけだし、その人にはその人の人生があるわけだから、ちゃんとセットでみんなが経験することは経験していてその人なりに完結してるんでしょうね。
あなたの学者モードの鋭いつっこみや実作者モードの強迫的な放言がそのニヒリズムの上にあるのだとしたらやはりすごいです。惚れ直しました。

ニヒリズムじゃない?いやいや。

あの伸永

恥知らず、ってのは最強の武器になる、そういうことですよ。というか、ぼくたち3人は世代の代表になっているとおもってもらっていい。
みんなぼくたちのことを「無知」って思ってるけど、あんたたちとは世界が違うから。ぼくたち3人は、こっちの世界ではちっとも「無知」じゃないわけで。だから「恥」にはならない。いわゆる「無知」は、あんたたちの世界で戦うときの武器になっている。

啓蒙!?
ウザイ!
でいいと思う。健康的な反応ですよ。
なんなんだろうと思うよ。権力志向?そんなに人を支配したいわけ?

むしろ、タクシーの食事券や公費出張のマイレージをネコババしたってことのほうが恥なのに、いままで誰も言わなかった。そっちのほうが、「教育問題」よりぼくたちの生活にとって重要な問題なのに。かっての優等生達が食事券だよ。信じられないね。

『××の品格』って言ってる場合かよ、だよね。一等先に言ってた人はネタで言ってたのに、それがそのまんまベタに受けちゃって、柳の下にはどじょうがいっぱい。そいでもって、「このごろの若いやつらは無知で恥知らずで…」「教育がなってないからだ」、とか「啓蒙」しだすんだよなぁ。それってほんとうの恥知らずだよね。それも直接こっちの生活を脅かすような。


あの誤倫

確かにわたしの言ってることは矛盾しているように聞こえるかもしれない。暴力で弱者をいじめているもの達をより大きな暴力で従わせる。わたしはコントロールされた暴力で社会を保守するしかないといっているのですが、なかなか理解してもらえないようですね。でも、「どんなものでも暴力はいくない」と言ってた人たちの末路が強制収容所だったり大量虐殺であった歴史を知ってほしい。「暴力」を根絶することは不可能なのですから、あんまし理想主義を追い求めていると、最後にはそういう形になってしまうんですよ。

もちろん批判されることはやぶさかではない。むしろ、批判があっての、このシステムなのだと思います。内部告発していただいて結構です。どんどんしてほしい。

ええ、閉鎖的になっちゃうとダメだということですね。個人間の親密さが増すかもしれないけど、もうひとつ上のレベルの法に照らされると崩れてしまう。「みんなの親睦のために使う金をプールしただけだ、自分のためにはいっさい使っていない、ずっとこれまで先輩達がやってきたことだ、伝統だ、どこが悪い」。でも、あなた、それ公金横領でしょ、みたいな。

「いじめ」は悪いとはひとことも言っていないんですよ。しかたないのかもしれない。コントロールされた暴力で社会を保守すればいいのです。
だけど、抗議してる丸腰の人たちに発砲するなんてことはしてほしくないし、もうそれって決定的にダメだと思うんですけどもね。末期ですね。

あの叛卵

彼自身の存在の根源にあったものが想像の共同体にとりこまれて消えてしまいそうになっている、自分の中にあるその残渣が流通している言葉にひきつけられ彼の仕事が始まる。「戦争になれば負けるけれども少なくとも抵抗はやめない。」それをレポートしている小説家の小説が美脚フェティッシュ作家の文学賞の候補になったが惜しくも受賞を逸した。レポートはレポートであり、小説ではない。誰でも小説は書ける。しかし、自分を棚上げして批評するだけで現実に参加していないものには凡庸な風俗小説も書けない。

彼と取引できるものはいない。金をかえしても殺される。そんなことじゃないんだ。彼は自分の主張を持っているんだ。見ただろう?どんな命乞いをしたところで動かされない。彼の言うとおりのことを、きみの主義に反してしゃべったとしても却下される。きみは彼の同志にはなれない。誰でもよかった、と彼は言う。自分でなければ誰でもよかった。拡大自殺にまきこまれたんだ。一種の心中だよ。

彼の喪失感、世間から哀れみの目で見られる屈辱感、憎悪の感情をぶつけるのは自分自身だとわかっているから、それをごまかすために相手が必要なのだ。自分の子どもが死ぬのなら、自然の災害や事故ではなく殺人の被害者として死んでくれたほうがいい。その無念をぶつける相手が存在してくれるだけで気が晴れる、と言った書き込みが某掲示板にあったよ。医療訴訟が増えるはずだね。世も末だ。


引用;No Country for Old Men, Cormac McCarthy, Knopf,2005

あの姪家

すきゃぶる月 ざーけんな
シーザー 辛ぁ残 知っしぃらあー
連れぶるビレは 大門 オワ
へっつい 来夏 サンプラー

しかむー 坐ぁ 業ぉざ 咬む坐ぁ 業ぉ坐
脳は きゃあん

無いさ 蔵王 脳挫 茶庵
剥いだ肺 ぴーち釣り擦りぃ
みくす踊り手く伸び 座る上
蔓延る 陰津 絵ぶり新

しかむー 坐ぁ 業ぉ坐 咬む坐ぁ 業ぉ坐
脳は きゃあん

しかむー 坐ぁ 業ぉ坐 脳は脳死
ズレぴん する間は暗

しずある飢え バズじゃすらぁ
寝よ ねよ
寝よ ねよーよ

降る 破論 波浪 ハローン
しきゃ 業 美欲し ばーん しうぇい


あきゃ 美は えじぇるな
遊の 生 負列 掘る 派動
印字す は 文 低下すたん
沫 定款 絵に 上開けや

止観 暗視 業
来夏 脳は きゃあん
止観 暗視 業
しず離変 する間は

しずある飢え バズじゃすらぁ
寝よ ねよ
寝よ ねよーよ

降る 破論 波浪 ハローン
しきゃ 業 美欲し ばーん しうぇい

止観 暗視 業
来夏 脳は きゃあん
愛と おじゅ 合うはな芯
止観 暗視 業
しず離変 する間は

しずある飢え バズじゃすらぁ
寝よ ねよ
寝よ ねよーよ

降る 破論 波浪 ハローン
しきゃ 業 美欲し ばーん しうぇい

歯牙 楽 羅運 間 不意が
歯牙 楽 羅運 間 不意が
歯牙 楽 羅運 間 不意が

あの横洋

A;いやぁ、ここまでベタでいいのか、と。全部ストライクゾーンのそれも真ん中にゆるい打ちごろの球がきている。
B;ミュージカルだからね。
A;宣伝コピーが全篇ビー***の楽曲で...とか。ちょっと違うと思うんだけどうまく言えない。
B;あ、ジョ*とヨー*のあのシーンだとか。きれいすぎる。
A;あの歌はもともとそういう意図で書かれていたんだよ、とか。
B;そのままやんけ、ってやつ。
A;もともと、オリジナルメンバーの演奏とか歌唱力とかアレンジはそうたいしたことなかった。
B;うん、ほんとに、この映画の人たちはみんなうま過ぎるよね。唄もアレンジもダンスも。
A;だからといって、サウンドトラックのCDを買う気にならない。DVDで絵もないとものたりない。なんだろうね。オリジナルならCDで満足するし、かえって絵があると、あの映画のように、じゃまなのに。
B;これは、ミュージカルだからね。
A;そういうことか。じゃぁ、ミュージカルって何?ってことになる。
B;時代の劇画化。ポピュリズム。あの保守出版社の自社主催の文学賞受賞作品とその掲載雑誌の新聞1面と1/4広告みたいに、ああ、そうきたか、そうですよね、ってやつ。
A;そのままやんけ、だよね。開いた口がふさがらない、というか、鳥肌が立つくらい感動しちゃうみたいな。
B;「いやな感じ」がして、気持ち悪いけど、みごとに当たってる。

あの采访

まず、祝福すべきですね、おめでとうございます。
いやぁ、ハ・ジンさんのときもうなってしまったんですけど、すごいもんですね。
クレオール文学特有の「どちらにも所属しない境界に追い込まれるときの不安定さ、越境によってもたらされた居心地の悪さ」が、ひとつひとつのことばの後ろにかさなっていて、それでいて伝えるべきことはきちんとストレートに伝えている。

この国の作家の文章が、フェティッシュというか、具体的なものからどんどん人工物にたよって、記号化抽象化されていくのは、確かにあははと笑ってられるんだけど、それでおしまい。その先が無い。あなたの作品の批評をしてる人のことばはほとんどが上滑りしてる。見ている人は見ているし、そのように書いてる。しかし「この人は書くことを持っている」ということはわかるけど、はっきりもうこの国の文学が死んでるとは言えない。そうでない人は、もう全員自分の生存の正当化に終始してる。ひどいもんですね。もちろんこんなこと言ってるわたしなんかその最たるもんなんですけど。

下放なんて不条理をどのように処理できるか。
やはり2000年の歴史はだてじゃない、遺伝子に組み込まれてるんでしょうね。
すごい生命力。
そういう人が今の日本を見てるわけですよね。
ああ、こういう風に見られているのか、と。一瞬、え?と思ってしまって、、、
オレってこんなに男前だったっけ、とか。
笑わないでくださいよ、いや、いや、ほんとに。

サービス精神なんてもんじゃないですね。命かかってんだから、みたいな。
あの迫力はすごい。たじたじ、しちゃう。
それもふつーの生活の中から、それの気負わない延長からスッとでてきてる。
かなわないですね。

同胞の方のフォローもナイスだし。
みんな苦労してるから、よくわかってらっしゃる。
たしかにわたしたちの国民性はひねくれてますからね。
奴隷根性というか、黒船がきてくれなきゃ昔のものは捨てられない。
自分の中から出てきていても、新しいものは認められない。
上の意向ばかり伺っているから、すぐに「空気読め」だからね。
発見や冒険より安心できるものでないと受け入れられない。
気をつけろ、そんな風じゃこの国で生きていけないぞ、みたいな。
ああ、こんな風に自分の国の悪口を簡単に言っちゃうところがダメなんですよね。
わかります。

あ、口が軽い?
あなたの国では、「口軽」って料理が「あっさりしている」とか「味が薄い」とか言う意味なんですよね。
たしかに口が軽いんじゃ、エネルギー取れないから、かの国では長生きできないかもしれませんね。
今日はどうもありがとうございます。


引用:「言語の境界を越えた語りを追いかける」『アジアを読む』,張競,みすず書房,2006.2.17.

あの捷豹

ええ、ええ、そうなんですよ。
僕は「やたらたくさん部屋がある」詩人の詩や「障害児ネタを得意とする商売人」作家の小説の熱狂的なファン(本人たちには興味ない)なので、笑っちゃいましたね。

もちろんモデル小説じゃなくて、ちゃんとした作品になっている。

作者の母親が一番に忘れたテルコさんや作者の叔母さん(シゲちゃんやキミちゃんの保護者)についても同じ。
ふーん、と思って、次に、ちょっとはっきり見えすぎてる、そんなわけないじゃんと思い返す。画家だからなのか、余分な線がない描写はみごとに作者の像になってしまっている。ああ、「シズコさん」あっての彼女たちなんだ、そこまで描かれている。


作者の父親が死んだとき、「シズコさん」は「アータ、アータ、アータ」と絶叫して父の死体にすがりついた。

>まるで芝居で、芝居以上だ。でも芝居ではなかった。

社会に促された演技は芝居にみえるんだろうと思う。一週間ほどして実感のあることばがもらされるのを作者は拾い安心する。そのようなきつい関係が続く。

母を捨てた罪悪感は容赦なく、時代にその回答を求めたりする。

>いつから母はあの様な人になったのか私ははっきりわかる。
>終戦のどさくさのあと民主主義というなじみのないものの洗礼を
>受けたからだ。母は父に口答えをするようになり、子供をこづき
>回す様になった。時代のしつけに埋もれていた女の価値観が全部
>はがれ落ちたのだ。

信じてはいけない。
それが本当ならこういう理屈も通るはずだよね。
たとえば、若者のホームレス襲撃やオヤジ狩りは儒教の影響だ。
年長者を敬う精神は、敬われるべきなのにその責任を放棄しているものたちがいては困る。彼らは自分たちに施された敬老精神によって、不都合なもの達を排除し抹殺するだろう。時代の回答なんてそんなもん。


そして呪縛が解ける瞬間がやってくる。

>「母さん私もう六十だよ、おばあさんになっちゃったんだよ」
>「まあかわいそうに、誰がしてしまったのかねェ」

何かに許された、という感想とともに、作者が河合隼雄さんからもらった手紙の文章が引用されている。

「世の中はそういう風に自然に配置されているんですよ」


あ、笑顔だけどサングラスの後ろの眼が黒く光ってる。
ジャガー乗り回してる墓守娘なんていないと思うよ。
いい小説をありがとう。


引用;『シズコさん』,佐野洋子,新潮社,2008.4.25.

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