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あの途瀞

名前からわかるように、さつき=メイである。
メイはいつも、さつきと共にいる。
さつきが連れているメイの姿が見えるものは数少ない。
しかし、優しい人たちはさつきの話に合わせてくれている。
彼女は大学に勤めている(非常勤講師の)父親と二人暮しだ。

身体を患った父親は空気のいい土地へ引っ越し、週に何回か大学へ通う。
父親は治療のため(たぶん胃潰瘍)病院にかかっている。
つい先日精密検査をした。
その結果の連絡がもうすぐ来る予定。


彼女の母親は3年ほど前に死んでいる。
さつきは頭では理解できるが、まだ十分に母親が死んだことを認めることができない。
さつきは年に何回か父親の自転車に乗せてもらって山の向こうの墓参りをする。(母親に会いに行く)

さつきはメイを家に置いて学校へ一人で行く。
メイは家で遊んでいる。メイはこの家とまわりの環境が気に入っているようだ。
メイは自分の欲望を実現するために学校へ行き、さつきに行動を共にすることを強制したりする。(サマーワに派兵してもらいたい、とか)。
さつきはたぬきの家族とも仲良くなった。(勘太とその家族)
彼らとの経済的な依存関係はこれから強くなりそうだ。

村の生産と関係のない職業につき、行事にも参加しないさつきの家の立場は微妙だ。
しかし、学校で友達ができるようになって、さつきはメイの姿が見えなくなってくる。
母親の記憶も薄れてきている。

父親の検査の結果を告げる電報を見て、さつきはパニックになる。
父親も母親と同じところに行ってしまうのだろうか?

昼寝の夢の中で、さつきは頼りにしていたメイを探し、ネコバスに乗り、山のむこうの病院で幸せそうな母親と父親の姿を見る。
父親の孤独に気が付いたとき、さつきは現実の生活に戻っていく力を得ている。

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