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あの恐象

あなたがおびえているのは
階段をのぼりつめたところにある
鏡の向こうのあなたの無意識
それが自分のものだという確信が
あなたのいまここにある存在をおびやかしているんでしょ?

どんなに醜い形態をとろうと
そんなのは別に怖くないはず
たしかにバケモノなんだけど
どうってことない
現実でいくらでも同じようなものを看(み)てきたあなたなのだから
あれ以上のものが
そこにあるはずないことを知っている

簡単に結論に跳びつかないで
ほのめかし
あいまいなままでうっちゃっておく
そーゆーやり方は
とてもわたしには親しいものだ
むこーから呼ぶ声がするときまで待っているのは


無意識が育て上げてくれる
草いきれの中から若い声の悲鳴が聞こえても
自分の過去の声のように聞こえてしまう

みな話しちまったことだ、繰り返すことほど退屈なことはない。


まっさらの紙で作られたメビウスの輪が
インクで汚されて
人はいつの間にか自分の鏡像になっている


引用;映画「ミラーズ」公式サイト
http://movies.foxjapan.com/mirrors/
四次元の冒険 第二版,ルディ・ラッカー 工作社 2007.9.10.
今でなければいつ,プリーモ・レーヴィ,朝日新聞社,1992.10.1.
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