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あの憤怒

マミとおしゃべりしていた。

つまり私の文句を聞く前にあやまっている。その謝り方がむかつくんだ。慇懃無礼?つまり、聞く気はないということだよね。一方的すぎる。

お前がやりたいことは、私が持つことのできる責任を超えているので、お前はかってにほざいていなさい。世の中にはルールというものがある。私にはどうしようもない。しかたないことだ。それより、いっしょに夕飯のカレーをつくろう。その後で録画しておいた映画でも見よう。

しんじられねぇ。

たぶん、それがいまこの社会で起こっている事だよ。この社会に従順なロボットが人間によって次々と壊されている。生まれたときから私が使っているロボットが持ち主に命令をするようになった。うざい。こちらの都合も考えてほしい。できないことはできないのだ。だけど、ロボットに向かって言うだけ無駄だ。ロボットなんだから。壊すしかない。

私より少し行動力のある人は、ロボットを送り出している社会に挑戦する。みんな悲しいくらいに真面目だ。ほとんど使命感からやっているように見える。みんな「いい子」のままでいたいんだろう。「悪い子」たちがどんな風になるか知っているから。自分はそうではないと言いたいんだろうと思う。

私は、おしゃべりを続ける。マミは悪い子だ。私もいつの間にか「悪い子」になっている。ねころんで、ケータイでぐだぐだと、つまんないことを一日中おしゃべりしている。中学生のころみたいだ。すべてが、なんて退屈なんだろう。しかし、なぜ、こんなに、なつかしいのだろう。


引用:青鬼の褌を洗う女,坂口安吾,1947
http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42877_27761.html


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