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あの死父

彼女の中に誰かがいる。
ぼくの赤い左目が彼女を見つめていた。

いつかすごいエネルギーを持ついばらのとげがぼくたちのまわりを取り囲んでいた。
このびっしりつまった憎悪の感情はなんなんだ?

しらずしらず逃げ道を探していた。

突然、彼女の唇が動いた。

「待って!あなたが思っていることがわかるわ。まわりをとりかこんでいる彼らはわたしの怨念から発したもの。だからわたしの興奮が落ち着けば消え去っていくのだろう。そのとおりよ。でも、彼らの本当の恐ろしさをあなたはわかっていない。彼らのヒト吹きであなたの頭なんて飛んでしまう。自分自身に聞いてみることね。今日ボクはついてるんだろうかって(Do you feel lucky?)」

「選択する権利はあなたにある。もちろん、その責任もあなたに所属することになる。あいにく退路はすべてふさいでしまった。ごめんね」

絶望しても解決にはならない。

つなぎあわせたロープがたとえ9回切れたとしても、10回目のチャレンジをしなければならない。

「さあ、どうするの、ずっと負け犬?」

ぼくは自分の未来を選択した。
抵抗はしなかった。
彼らにいためつけられることが、自分を変えるとは思えなかった。


引用;Clint Eastwood as Inspector Harry Callahan in the movie "Dirty Harry" ,Don Siegel(1971)
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